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火災保険に水災補償、ついていますか?
昨日も大型の台風が岡山県を通過していきましたが、皆様被害はありませんでしたか?
本日は台風一過の青空ですね。いよいよ本格的な秋晴れシーズンの到来です。
この時期運動会が開催される学校も多いのではないでしょうか。
せっかくの晴れ舞台、お天気に恵まれるといいですね。
台風被害も火災保険で補償される?
先日のブログで台風などの風災被害が火災保険で補償されるとお話ししました。
リンク→
2018年09月11日 自宅が台風で被害を受けたら?火災保険で補償できるんです!
さて、今回は同じ台風でも水災被害の補償についてお話します。
水災補償とは?
水災とは、「台風、暴風雨、豪雨等による洪水・融雪洪水・高潮・土砂崩れ・落石等」をいいます。
(※「地震による津波」は水災には該当しません。別途地震保険に加入する必要があります。)
・台風による洪水で床上浸水し、壁や床が汚れてしまった!
・豪雨により土砂崩れが発生し、家を押し流して全壊してしまった!
・高潮で床上浸水し、電化製品や家財が水浸しになってしまった、壊れてしまった!
このような被害が水災被害に該当します。
「壁や床が汚れてしまった!」場合は「建物」が保険の対象に含まれている場合、
「電化製品や家財が壊れてしまった!」場合は「家財」が保険の対象に含まれている場合に補償されます。
ここで一つ注意していただきたいのは、自動車は家財に含まれません。
自動車が水没した場合に備えて、別途自動車保険の車両補償に加入しておく必要があります。
新しいかたちの水害?
自宅近くに川や山、海がないからうちは大丈夫。
水災補償必要ないから加入しなくてもいいわね。
…と安心していませんか?
近くに川や山がなくても、水が行き場を失ってあふれ出す、都市型洪水(内水氾濫)も増えています。
アスファルトやコンクリートで塗装されている都市部では、集中豪雨などで排水処理能力を超える水が流入した際など
下水道や河川があふれて洪水になることがあります。
また、水災補償は大雨による土砂崩れ、がけ崩れ、地すべり、土石流などの土砂災害による被害も補償するものです。
高台に建つ住宅にお住まいの方は、洪水被害だけでなく、土砂災害の可能性はないか確認してみましょう。
水災補償がついていても全額保証されない!?
水災補償がついているからと言って、必ずしも水災被害が補償されるわけではありません。
保険会社によって異なりますが、一般的には以下の被害の場合のみ補償の対象となります。
・保険の対象(建物・家財)が再調達価格(同じようなものを新たに建築、購入するために必要な金額)の30%以上の
損害が発生した場合。
・床上浸水または地盤面より45㎝を超える浸水による損害が発生した場合。
また、かつて主流だった火災保険の水害補償は最大でも保険金額の70%までしか補償されません。
2000万円の自宅が土砂崩れで流されて全損した場合でも、受け取れる保険金は70%の1400万円が限度となります。
被害が微少だった場合、補償されないこともあるのです。
火災保険は住宅ローンを組むときに長期で契約している方も多いと思いますが、火災保険に入っているからといって
安心はできません。
契約当時の古い補償内容になっていることで、水災補償がついていても十分な補償が受けられないケースもあります。
もし、火災保険に加入してから契約内容の見直しをされたことがないならば、どのような災害時に補償されているのか、
支払基準はどのようになっており、支払われる保険金額がどのような設定になっているのかを確認することをおすすめ
します。現在の契約で十分な補償が備わっていない場合は、補償の充実した新しい火災保険に入り直すことも検討して
みてはいかがでしょうか。
日頃の備えが大切です
H28年発表 内閣府「水害に対する備えに関する世論調査」では、水災被害を補償する火災保険に加入している人は31.1%と約3割の方しか加入していません。
加入していない理由として半数以上の方は「今後10年以内に被害を受ける可能性はないと思う」と答えています。
まだ記憶に新しい、倉敷市真備地区に甚大な被害を催した平成30年7月豪雨。
台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨により、死者数が200人を超える甚大な災害となりました。
岡山県では倉敷市真備町の小田川と支流の高馬川などの堤防が決壊し、広範囲が冠水、死者・行方不明者64名、住宅全壊4,400棟以上の被害をもたらしています。
地球温暖化やヒートアイランド現象等環境の変化により大雨やゲリラ豪雨も増加し、年々水災のリスクは高まっており、
もはや他人事ではありません。平常時に事前に備えておくことが大切です。
この機会に、地域のハザードマップ等を活用して、避難場所やその行き方などを確認しておきましょう。
また、家族が離れている時の安全確認の方法を決めたり、非常時の持ち出し品等も準備しておきましょう。
<参考>
岡山県防災マップ http://www.gis.pref.okayama.jp/bousai/
国土交通省ハザードマップポータルサイト https://disaportal.gsi.go.jp/
まだ火災保険に加入していない方、火災保険加入しているけど水災補償ついてるかどうか分からない方、建物は加入
しているけど家財は入ってない方、この機会に、検討してみませんか?ぜひ一度当社にご相談ください。
当社では、新築一戸建てから賃貸アパート向けまで、さまざまはライフスタイルにあわせた火災保険を
提案しております。また取扱保険会社も複数社あるため、あなたにぴったりの火災保険がみつかります。
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